| ユウコ | 
		「それでは、先ほどの例に戻って説明しましょう!」 | 
	
	
		| ヤスヒロ | 
		「8800円が8600円まで下がって、20万円の損になった例ですね」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「はい、そうです。今度はBさんから見てみますが、預入資金が100万円で20万円の損になったわけですから、残りは80万円になりますね」 | 
	
	
		| ユースケ | 
		「俺、引き算は得意だよ!」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「必要な証拠金が33万円ですから、まだ47万円(80-33)の余剰金があるのでこの状況では特に問題はありません」 | 
	
	
		| ヤスヒロ | 
		「ということは、問題はAということですね」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「Aさんの預入資金は50万円なので、20万円の損失では残りが30万円になってしまいますね。必要証拠金が33万円ですから3万円不足することになってしまいます」 | 
	
	
		| ユースケ | 
		「だから、引き算なら俺に任せろって!」 | 
	
	
		| ヤスヒロ | 
		「分かった!要するに預けている実質の残金が、必要証拠金を割っちゃうと駄目なんだ!」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「その通りです!このまま取引を続けたい場合は、その不足分を追加して入金する仕組みなんですね」 | 
	
	
		| ヤスヒロ | 
		「なるほど。証拠金を追加するから『追証』ってことなんだ!」 | 
	
	
		| ユースケ | 
		「追加するお金がない人は、どうすればいいの?」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「その場合は、取引の量を減らして不足分を解消しなければなりません」 | 
	
	
		| ヤスヒロ | 
		「この例では1枚の取引だから、減らすっていうことは全部決済ということですね」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「この場合ではそういう事になります」 | 
	
	
		| ユースケ | 
		「ってことは、目一杯の金で目一杯の取引をすると‥危険じゃん」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「そうですね。でも、『追証の発生』イコール『リスク』ではないんですよ。お客様の中には資金効率を考えて、預入資産を少なくしている場合があります。そういう方はあらかじめ追証分の資金もちゃんと準備しているんですよ。」 | 
	
	
		| ヤスヒロ | 
		「つまり、追証が発生した時の準備が出来ていれば、預入資産は少なくとも問題ないということですね」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「そう。一番いけないのは、追証が発生した時に不本意であっても決済するしか手段が無いという状況です」 | 
	
	
		| ユースケ | 
		「とにかく!ギリギリでも必要証拠金を下回らなければいいんだ!」 | 
	
	
		| ユウコ | 
		「え〜と、確かにそれはそれで問題ではありません。けど、値動きによっては毎日毎日追証が発生ことも考えられます。なので、ある程度の余剰資金は必要だと思います」 |