ユースケ |
「東京でも大阪でも構わないけど、それより次の取引単位って株数とは違うの?」 |
ユウコ |
「先物取引では“○○枚”というのが取引数を表します。分かり易いように、日経225をひとつの個別銘柄に例えて考えて見ましょう。現在の単価が8,800円ぐらいだとすると、これを千株分で1枚という単位で呼ぶんです」 |
ヤスヒロ |
「880万円(8800×1000)分の取引と同じだということですか?」 |
ユウコ |
「はい、そのような感じです」 |
ユースケ |
「ん??だったらその下に書いてある、必要証拠金の33万円って安すぎじゃない?」 |
ヤスヒロ |
「そう、そうですよね。信用取引では約定代金の30%だから・・・880万円かける30%は・・え〜と264万円でしょう」 |
ユウコ |
「日経225先物ではこの証拠金のルールが最大のメリットなのですね。これを一般的にレバレッジ効果っていいます」 |
ヤスヒロ |
「それって、ハイリスクハイリターンって奴ですよね?やっぱり日経225って、怖いよ」 |
ユースケ |
「相場はリスクがあってこそのリターンだよ!矢でも鉄砲でも持って来いっ!」 |
ユウコ |
「そんなに頑張らなくても大丈夫ですよ。証拠金っていうのは預入金額の最低ラインを決めているだけですから、ご自身でその資金効率を考えて、どのくらいの余剰金を持つかを自由に決める事ができるのです」 |
ヤスヒロ |
「なるほど。リターンとリスクの度合いは預け入れる資金の設定次第という訳ですね。ところで、ここに書いてあるスパン証拠金ってなんですか?」 |
ユウコ |
「ワンポイントワードでも解説しますが、簡単に説明しますね。大証が毎週一回、過去一定期間の価格変動を元に計算している、プライススキャンレンジ基準値を元にして計算されている数値のことです。」 |
ユースケ |
「ちっとも簡単じゃないよ!」 |
ヤスヒロ |
「要するに、取引所が決めている証拠金の基準ってことですよね」 |
ユウコ |
「そうですね。スパン証拠金に関しては、取りあえずその程度の認識で大丈夫でしょう」 |
ヤスヒロ |
「だいたいわかって来たよ!じゃぁ、次は預け入れる証拠金とリスクについてもう少し詳しく聞きたいです」 |
ユウコ |
「分かりました。それでは、次の図表をご覧ください」 |