第1回 投資資金が1万円以下!?少額ではじめる株式投資
株式投資はまとまった資金が必要と考えていませんか?
たしかに株主優待を受けるには一定の株式数を保有しないといけませんが、株価の変動で利益を期待する場合は少額の投資でも、十分に株式投資をすることができます。
今回は、少額からはじめることができる株式取引の商品とその魅力に迫ります!
ミニ株、プチ株、るいとう株…少額投資だからと侮ることなかれ!少額とはいえ、やはりハイリターンを期待できる魅力溢れる投資です!
1.少額投資で得られる株式投資の魅力とは?
株式投資の魅力は「値上がり益」「配当金」「株主優待」などがあります。
少額投資の場合、株主優待は期待できませんが、株価の変動による「値上がり益」など、ハイリターンを望むことができます。また、株式はインフレに強い資産とも言われており、少額投資であってもその有効性は十分に受けることができます。これが少額であっても株式投資を紹介する大きな理由です。
今回特集する少額投資の商品は「株式投資を始めたいけど大きな額を投資する前に少額で取引を体験したい方」や「お小遣い程度の資金で運用したい方」にとって魅力的な商品であると言えます!
2.ミニ株、プチ株、るいとう…少額投資商品の魅力
さて、少額投資とその魅力を簡単に説明したわけですが、実際の商品にはどのようなものがあるのでしょうか?
詳細は表にまとめたとおりですが、商品名だけの違いだけでなく、単元株の10分の1単位で売買する「ミニ株」。1株単位で売買する「プチ株」。1000円単位で積み立てていく「るいとう株」などそれぞれ売買にも特徴があります。
特に株式の場合、取扱銘柄数がその魅力を左右します。少ない所だと100銘柄程度となるので、お目当ての会社の株が買えないこともあります。
商品だけでなく、証券会社もベストなものを選びたいですね!
3.ネットで見る、「少額投資家」像
少額をウリにしているこれらミニ株やプチ株ですが、一体どんな方が利用をしているのかをインターネットで調べてみました。
大体の場合、主婦やサラリーマンがお小遣いで運用している感じがありますが、その目的は皆さんバラバラ。株主優待を目指し、コツコツと買い増ししている方もいますが、多くの方は積極的な運用をしている印象です。お小遣いで運用というよりは、むしろ副業としての投資をしている方が多くいました。
資産運用よりも学習を目的としている方も多く、少額投資を利用して親子で投資を学んでいる方もいるようです。
株式投資といえど、そのハードルは低めなので、皆さん色々と楽しんでいるようでした。
- ※1 単元株数が1株の銘柄はお取引できません
- ※2 他社への移管、他社からの移管が可能です。
- ※3 ジャスダック銘柄については内容が異なります。
- ※4 購入日は証券会社によって異なります。
第一回目の証券ウォーカーは少額投資特集ということで「プチ株」を取り扱っているカブドットコム証券をピックアップ!
1株から買える少額投資商品「プチ株」について掘り下げていきます。
《カブドットコム株式会社》
ネット証券会社としては10年の実績がある老舗。
少額投資商品として「プチ株」「プチ株つみたて」を販売。
少額投資の商品にも積極的に取り組んでいる会社です!
まず、プチ株の特徴は1株単位で売買が可能なことが挙げることができます。しかも購入した株は自身の名義で「株主」として発行会社に登録されます。ミニ株や、るいとう株は取扱証券会社名義での登録となるので、これは大きな特徴といえるでしょう!
単元株に満たない端株を柔軟に運用することができ、株主気分を十分に味わうことができるのが特徴です。
端株(はかぶ)とは?
本来は1株に満たない株を端株といいますが、ここでは単元株に満たない株を指しています。株式分割などで端株が生まれてしまった場合、単元株に満たないので発行会社への買取請求を行わないと売却できません。
株式分割などで単元未満と成った端株が発生した場合、単元に満たない不足分をプチ株で購入し単元株とする事ができます。反対に端株をプチ株で売却することも可能です。
通常、ミニ株などの少額投資だと「値上がり益」を期待した投資になりますが、プチ株では買い増しをして単元株にすることができるので、長期に渡って株を保有していてもメリットがありそうです。
月々1万円から気楽に始めることができる「プチ株つみたて」というプチ株を利用した積み立て商品があります。この商品を利用すると、1000株単位の銘柄も1株から購入でき「指定した日に、希望の指定金額」で定期的に積み立てられます。
同様に積み立てていく「るいとう株」との違いは表にまとめたとおりです。
「プチ株つみたて」は取扱銘柄数が3200銘柄と豊富なうえ、プラン設計は自由度が高いので、自身にあった金額と銘柄を組み合わせることができます。
定期的な購入となるので投資機会が分散され、高値、安値が相殺されるためリスクの低減にも繋がります。
今回の特集は少額投資としているため、どちらかというと「これから始める方」を対象としていました。
確かに、プチ株は少額の資金でも始められるため、初心者向けサービスという面が強いように紹介しましたが、株式分割によって発生した端株をプチ株で売却したり、逆に買い増しして単元株にしたりといった商品特性から、既に株式投資を活発に行っている経験者にも利用価値が高いサービスといえます。
カブドットコム証券の「プチ株」の取材を通じて、少額投資の発展性だけでなく、そのメリットについてお伝えできれば良いと思いました。
2009/5 比較.com