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2009/11/13


第7回 くりっく365を知りたい!

第7回のFX知りたい知りたいでは「くりっく365」を取り上げます。
皆さんはFX会社に口座を開設するに当たって、「くりっく365」というサービスを目にしたことはありませんか?
それぞれのサービスには共通して「くりっく365」というサービス名が付いています。一体この「くりっく365」とはどんなサービスなのでしょうか?
今回は数あるFXのサービスの中から、知っているようで知らない「くりっく365」についてお話していきます。
ぜひご一読くださいね!

1.FXは大きく2種類

FX(外国為替証拠金取引)は大きく分けて「取引所取引」と「店頭取引」の2種類に分かれます。
「くりっく365」は「取引所取引」の代表的なもので、4年間の取扱実績があり、東京金融取引所(金融取)という公的な取引所が運営しています。
「取引所取引」以外は「店頭取引」のサービスとなります。
この2つには取引の仕組みや、売買金額の算出に違いがあります。
まずは仕組みについて。
「取引所取引」といっても投資家が直接取引所と取引をするわけではなく、取引所取引を取扱いしているFX会社に口座を開き、取引を開始します。投資家が注文をした際に、FX会社が取引所に取り次ぎ、取引をするのが取引所取引の仕組みです。
くりっく365での売買価格は複数の金融機関(マーケットメイカー)が提示する売買価格のうち、もっとも投資家に有利な売買価格となります。
一方、「店頭取引」はFX会社に口座を開き、直接、FX会社と取引を行います。売買価格はFX会社が提示する価格となります。
この他にも、レバレッジやスプレッド、税制優遇の有無など、様々な面で異なっています。
一般的には「取引所取引」を取扱うFX会社は取引所が定める一定の資格要件をクリアする必要があること、公的な取引所で取引が行われること等から安心感があり、信頼性が高いといわれています。

2.「くりっく365」と「店頭取引」の違い

「くりっく365」と「店頭取引」にはあらゆる面で違いがありますが、それぞれメリット、デメリットという捉え方ではなく、「特徴」として捉えたほうが各サービスの良さを感じることができると思います。
2つのサービスの違いについては右表をご覧下さい。
ここでは大きく異なる点として、税制優遇と証拠金保全について紹介します。

<証拠金保全>
万が一、FX会社が破綻した場合「くりっく365」と「店頭取引」では違いがあります。結果的に言えば「くりっく365」は「店頭取引」に比べて安心といえます。
くりっく365では投資家の証拠金は、東京金融取引所に全額預託することが法令等により義務づけられています。FX会社が破綻したとしても、取引所に預託されているので投資家の証拠金は完全に保全されています。また、店頭取引の場合でも、分別管理、信託保全がされている場合、証拠金は完全に保全されています。
問題は破綻時に投資家が保有しているポジションの扱いです。
店頭取引でFX会社が破綻した場合、ポジションは強制決済されます。状況によりますが、この強制決済によって損を生む可能性があります。
それに対し、くりっく365の場合は、FX会社が破綻しても、取引所が認める場合、他の「くりっく365」取扱会社へポジションを移管することが可能です。

税制や証拠金保全をトータルで考えた場合にはくりっく365に有利性があるといえそうです。

3.2010年から始まる取引規制でどう変わる?

ここまで「くりっく365」と「店頭取引」の違いを紹介してきましたが、来年以降に行われるFXの規制強化で最大レバレッジの上限が低く抑えられます。これによって、くりっく365と店頭取引との大きな違い(くりっく365の劣る点)が一つ無くなります。

レバレッジはFXの魅力の中でも、非常に大きな要素です。
100倍のレバレッジをかければ、1万円の資金で100万円の取引ができるわけです。
現在は最大レバレッジに規制が無いため、500倍などという高レバレッジを提供しているFX会社があります。比較.comでも掲載中のFX会社の半分以上が100倍、200倍以上のレバレッジを提供している会社が10社以上もあります。
しかし、これが2010年8月1日より最大50倍、翌年からは最大25倍に規制されます。

規制の目的は、投資家の保護と受け止めることができます。レバレッジを活用することでハイリスクハイリターンの取引ができるわけですが、数千万円、数億円を個人で動かすということは、損を出したときに個人の責任限界を簡単に超えることになりますので、十分な注意が必要です。
「稼げる」イメージのFXですが、「稼ぐ」ことに規制をかけるというより「損失を小さくする」ことに繋がる規制と捉えることができます。
また、損失を最小限にするためにロスカットルール(強制決済)がありますが、これについてもしっかりとしたルール作りが求められています。

取引所取引と店頭取引の流れ

取引所取引

店頭取引(非取引所取引、OTC)

取引所取引と店頭取引の違い

取引所取引と店頭取引の違い比較表

レバレッジ規制

2010年8月1日~最大50倍、2011年8月1日~最大25倍に!


取引所に行ってきました!

  • 株式会社東京金融取引所
  • 株式会社東京金融取引所
  • (見学レポート:比較.com)


今回の取材では「くりっく365」を運営する東京金融取引所(金融取)へ行ってきました。
日々、拡大しているFX市場において、「くりっく365」の魅力についてお話して頂きました!

株式会社東京金融取引所

1989年に市場開設の免許を受けた金融デリバティブの総合取引所です。
あらゆる金融商品を取扱う「金融商品取引所」として金融先物取引やFX(くりっく365)を上場し、更にCFD取引など新商品の上場を検討しています。

公正かつ健全で信頼性が高い「くりっく365」

くりっく365は東京金融取引所が運営する為替証拠金取引です。
くりっく365は上場来4年間拡大の一途を辿っていますが、その商品力について伺いました。

<商品力>
くりっく365の取引価格は、複数の金融機関(マーケットメイカー)が提示する売買価格のうち、最も投資家に有利な価格を提供しています。この価格はリアルタイムで開示されており、透明性の高い価格での取引が可能となっています。
現在のマーケットメイカーは5社で、マーケットメイカーが提示する価格のうち一番高い買い気配と一番安い売り気配を提示することからスプレッドが0銭になることもあります。なお、全てのマーケットメイカーが全上場通貨ペアに対してレート提示を行うわけではありません。

<取扱会社の信頼性>
くりっく365を取扱うにあたり、各FX会社には「純資産20億円以上」等の基準が求められ、基準を満たしたFX会社のみしか取扱いができません。
取扱会社各社の財務基盤及び信頼性が高いこと、また、万が一、FX会社が破綻した場合もポジションが保てるなど、投資家の証拠金と、投資機会を保護する仕組みがくりっく365には備わっています。

拡大が続く「くりっく365」

くりっく365は上場開始から4年経ち、現在も確実な成長をし続けている投資商品です。
2008年10月には世界的な金融不安から一時、取扱い規模が縮小しましたが直ぐに回復に動き、2009年10月現在では口座数17万超、証拠金残高は1,100億円を超え、以前の水準を上回ってきています。

成長を続ける秘密はくりっく365のサービス自体が進化し続けていることが挙げられると思います。くりっく365は4年前に比べ、取引可能通貨ペアの拡大や、最大レバレッジの引き上げ、指定決済制度の導入など、市場の声に応えそのサービスが改善されてきました。

現在ではくりっく365取扱会社数は16社を数え、マーケットメイカーも5社にのぼります。

※比較.comでの「くりっく365」取扱会社
会社により、取引手数料、取引ツール等で違いがあります。

インヴァスト証券
インヴァスト証券
株式会社

くりっく365の特徴

くりっく365は店頭取引と比べ、スワップポイントが一本値であったり、両建ての取引をする際にメリットがあったり、細かい部分で大きく異なる特徴がたくさんあります。
そんな中から、証拠金保全、スプレッド、税制優遇の3点を紹介します。

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まず第1に安心感、信頼性の高さです。
公的な市場で行われるくりっく365を取扱うには、取引所が定める厳格な資格要件をクリアする必要があります。そのため、資本金などについても高い条件を満たす必要があり、取扱会社の信用度は高いといえます。
万一、くりっく365取扱会社が破綻しても、取引所に預託された証拠金は全額返還され、また、取扱会社が破綻した際には取引所が認める場合、他の取扱会社へポジションを移管することが可能です。

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第2に挙げる特徴はスプレッドの算出方法です。
店頭取引の各社はそれぞれ各通貨ごとの、スプレッドが異なります。そのため、自分が使う会社よりも、他社の方がお得に取引できることも考えられます。
くりっく365では、世界の主要金融機関である5社のマーケットメイカーから提示される投資家に最も有利なレートを選択し提供しているため、信用度の高い低コストな取引が可能になっています。なお、全てのマーケットメイカーが全上場通貨ペアに対してレート提示を行うわけではありません。

税制での利点
第3の特徴は税制の優遇です。
店頭取引ではFXによる利益が増えるたびに税金も増えていきます。その最高税率はなんと50%!!
くりっく365においては、どれだけ利益が出ても税率が一律20%となります。FXである程度の利益を出せるようになればくりっく365を使用した方が税制面においては、有利になります。

しかも株式先物、商品先物等といった、他の取引所上場先物取引との損益通算が可能である他、3年間の損失繰越控除が可能といった優遇もあります。
大きく勝っても、損を出しても、くりっく365には店頭取引にないメリットがあります。

取引参加者一覧

くりっく365取扱FX会社(16社)

マーケットメイカー(5社)

口座数・証拠金残高の推移

口座数・証拠金残高の推移表

くりっく365の概要と特徴

くりっく365の概要と特徴比較表


取材を終えて

今回は初めて取引所FXを特集しましたが、非常に興味深いものとなりました。
店頭取引ではチャームポイントが明確である場合が多いのですが、くりっく365の場合、総合的に独自の強みも相まって魅力が開花するような感じです。
取扱会社ごとの取引手数料や、取引ツールが異なるので、取扱会社ごとのサービスをより詳細に比較することで、よりベストな取引所取引「くりっく365」ライフをはじめる事ができると思います。

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