特別編第2回バイナリーオプションの仕組みについて - 比較.comのFX知りたい知りたい！ - 比較.com

第2回　「バイナリーオプションの仕組みについて」

第1回では主なバイナリーオプションのタイプをご紹介しましたが、今回は50円からバイナリーオプションが始められ、状況に応じて複数のオプションの中から購入するものを選べる、トレイダーズ証券の「みんなのバイナリー」を参考にしながら仕組みやルールを紹介していきたいと思います。

「みんなのバイナリー」は、第1回でご紹介した分類だと、「ラダータイプ」に分類され、シンプルでありながら戦略性に富んだ仕組みのバイナリーオプションです。

◆考えるのは１つだけ。「スタートから最短10分後に目標に到達するか否か！？」

みんなのバイナリーは、最短10分後の為替レートが、どれくらい上がるか下がるかを予想する取引です。「どれくらい」を上下3つずつ設定されたレート（目標レート） の中から選択 してチケットを購入し、判定時間に選んだ目標レートを超えていればペイオフ（1Lotあたり1,000円）を受け取ることができます。

米ドル/円での取引を例に具体的に説明しましょう。
スタートレートが確定する時間（例えばAM11：34）に80.05円（80円05銭）だったとします。これが21分後（つまり、AM11：55）に 目標レート（上下に３つずつ計６つ：一番近い目標は80.03円と80.07円）をクリアしているかを予想します。

◆投資は50円から購入可能。最大で倍率20倍のチャンスがあります！

実際の行動としては、スタートレート確定後のAM11：35〜AM11：45のチケット購入可能時間で、判定時間に超えると予想する目標レートのチケットを購入します。タイミングによりこの購入価格が50円〜990円まで変動します。そして、予想が当たれば一律1,000円になって戻ってくるというシンプルさのため、最大で「50 円→1,000円の20倍になって返ってくる」ということもあり得ます。（つまり、「50円×10枚＝500円の投資で10,000円」「50円×100 枚＝5,000円の投資で100,000円」の可能性があるわけです。）

◆リスクについて

ここまでは、「みんなのバイナリー」を例にとり、仕組みについてご説明してきました。とてもシンプルな仕組みになっていますが、仕組みが簡単だからと言っても、どの程度リスクがあるのか知っておくことは欠かせません。そこで次は、バイナリーオプションで投資する際に、「いくらの損失の可能性があるのか」についてお話しようと思います。

【損失は購入代金だけというシンプルさ！】

通常の株であってもFXであっても、投資を行う際には、「○○円で買ったものがいくらで売れば利益になるか」を考えなくてはいけません。つまり、１回の 取引とは買う、売るという２つをワンセットで考える必要があり、いずれかのタイミングを逃すと利益どころか逆に予想を超える大きな損失を被る可能性もあります。

◆最大損失額はチケット購入金額まで

チケットを購入後、判定時間のレートが予想した価格に達しなかった場合には、ペイオフ（払い戻し）が発生しませんが、損失額は購入したチケット代金となります。

具体的な例として、比較しやすいように外国為替取引（＝FX）を用いて米ドル/円を1万通貨で売買することを考えましょう。「1ドル＝80円」のときに買った（つまり、1万ドルを80万円で取得した）場合に、「1ドル＝79円」のときに売ると「差額(79−80)×1万通貨＝−10,000円」となります。為替レートより大きく変動した場合、損失は更に拡大する可能性があります。

バイナリーオプションの場合、予想が外れた場合はペイオフ（払い戻し）が発生しませんが、チケット購入金額以上の損失が出ることはありません。例えば、1,000円分のチケットを購入し、予想が外れた場合の損失はチケット購入代金の1,000円となります。このように、為替レートの値動きによって損失が膨らむことがないため、リスク管理が容易です。

⇒第3回　「バイナリーオプションの魅力〜まずはデモ取引でお試しください〜」