アラビカコーヒーの価格と相場 - 比較.com

農産物は収穫時期とそれ以外の時期に価格の差が表れやすくなります。
アラビカコーヒーの世界最大の生産地はブラジルのため、現地の気候や収穫時期をチェックする必要があります。
ブラジルでの収穫時期は晩春から早秋にかけてのため、秋~冬に掛けては価格が上がりやすい傾向になります。

アラビカコーヒーの特徴としては、低い気温だと生産高が一気に下がってしまいますので、ブラジルの気候に霜が降りると収穫減の懸念が広がり価格が高騰したりします。
また、アラビカコーヒーの生産高は奇数年には収穫高が上昇し、偶数年には減少するという特殊な性質を持っているので、価格も同じように動く傾向が強いです。

アラビカコーヒーだけではありませんが、為替の影響はかなり強く受けます。
今回の円高で、アラビカコーヒーの価格もかなり下がってしまいました。
需要に関しては、アメリカが過半数を占めます。
日本も消費国の一つと言われていますが、近年では中国などのアジア各国でも消費が増加傾向にあります。
そのため、アラビカコーヒーの価格は年々高止まりしています。
供給に関しては、ブラジルが全世界の30~40％を占めているため、ブラジルの気候に関わるニュースなどは価格に大きな影響を与えます。

アラビカコーヒーの現在価格は、証拠金が8万円掛かります。
2012年現在でも、年々と価格は上昇傾向にあるので、優良商品の一つだといえます。
ここ数年、アラビカコーヒーは季節習性が価格に比例しているような気がします。
収穫時期は価格が下降、収穫時期以外は価格が上昇、さらに2年に1度は豊作となるため、裏作の時期が価格上昇のねらい目になります。