順サヤと逆サヤを覚えよう
『順サヤと逆サヤを覚えよう』
サヤ取りは「差」と「限月」に注目して、投資を行う方法です。
そのため「スプレッド取引」が主流になります。ここでは、スプレッド取引について、覚えておいてほしい2つのポイントを紹介していきます。
『順サヤ』
順サヤとは、先限(取引できる限月の中で、最も遠いもの)が高い状態になっていることを指します。
こういう場合には、「来年は商品価格が上昇するのではないだろうか?」という市場心理が働いていると言われています。
『逆サヤ』
一方、逆サヤとは先限(取引できる限月の中で、最も遠いもの)が安い状態になっていることを指します。
こういう場合は「来年は豊作だろうから、商品の単価は下がってしまうだろう」ということを見越して価格が下がっていると言われています。
商品の総量が増えると単価が下がるのは、どの業界でも同じ原理です。
ダイヤモンドやプラチナが何故高価なのかというと、「希少価値がある」から。
もし、ダイヤモンドやプラチナが鉄のように、どこででも採れるようなものなら、ここまで高騰せずに購入できたでしょう。
しかし、希少価値があるからこそ、高価な取引が実現するのです。
『順サヤと逆サヤでココを抑えてほしいポイント』
例えば、先限と当限での価格の差が従来のデータから見て差が付いていたとしても、順サヤなのか逆サヤなのかで取引内容が変わってきます。
サヤ取りで利益を上げていくには様々なデータの積み重ねがとても重要になってくるのです。
また、順サヤ・逆サヤという流れも大事ですが、その差がどのように生まれたのかが重要なポイントになります。
限月は6期分しか出ませんが、それ以前にその差は埋まったのか離れたのか、このように考えることが無数にあります。
他にも、同系列の商品の価格の動向データも調べつつ、プラス要素の指標として常に気を配る事が大切です。
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