『先物取引を始めよう』
株式取引や外国為替取引を行っている人も、商品先物取引を行う時にはそのシステムの違いに戸惑う人がとても多いようです。
それは、商品先物取引には他の投資には無いルールが存在するからだと言われています。
投資に限らずこの世の物事は「習うより慣れろ」という格言があります。
投資に慣れる方法とは何でしょうか?
まず、その投資システムの「最小単位での取引」を行いながら投資に慣れていく事が成功への第一歩です。
株式であれば安い単元の株式を1単位だけ購入し、利益でも損失でも構わないので売買することで、多くの情報を得られます。
外国為替取引であれば1lotではなく、0.1lotからでも取引可能のため、取り組みやすいです。
商品先物取引は、まず最小単位の「1枚」で取引を開始してみましょう。
最小単位で負けた場合、数十円~数百円の損失ですが「情報料」と考え、次の施策に活かしましょう。
商品先物取引には、独自システムの「強制決済日」というものがあり、この日を迎えると強制的に決済を行う期日を指します。
練習期間中は「期先(きさき)」と呼ばれる「強制決済日が一番遠いもの」を選ぶのが良いでしょう。
ちなみに「強制決済日が一番近いもの」を「期近(きぢか)」と呼びます。
商品先物取引を行う上で絶対に覚えておかないといけない単語が「限月(げんげつ)」と呼ばれる単語です。
「限月」とは「締め切り月」を意味します。どの商品の銘柄を取引する際にも限月は6個あります。
例えば「金」の場合は2月、4月、6月、8月、10月、12月に限月があり、購入の際に何月の限月の商品を売買するか選べるようになっています。
例えば、現在1月と仮定すると、あなたが購入できる月は2月~12月の「6つ」あります。
しかし、2月の商品を購入した場合、1ヵ月後の2月に強制的に売らなくてはなりません。
一方、12月の商品を購入した場合、12月までは強制売りにならないため、12月まで期間で自分の好きなタイミングに売ることができます。
他にも限月には重要な要素を含んでいます。
それは限月によって売買金額が異なるということです。
上記の例に合わせると、2月、4月、6月、8月、10月、12月と、同じ商品であっても商品の金額が違います。
例えば、2月だと1枚4000円で変えた商品が4月だと4010円、6月だと4020円といった形式に、商品の価格が異なるのです。
一番締切月に近い「期近」の商品を購入した場合、1ヵ月後には必ず売却します。
一方で「期先」の商品を購入した場合、約1年間のいつ売っても問題はないため、リスクが異なります。
この「期間の差」が商品の価格に直接影響してきます。
強制的に売りに出される時期に価格が下がっている可能性のある商品を購入する時は、リスクを含ませているため価格が大きく変動します。
そのため、最初に購入するときは強制決済日が一番遠い「期先」にすることが、リスク分散の点からも最良であるといえます。
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