延滞の注意点 | クレジットカード比較 - 比較.com

 

延滞の注意点

クレジットカード使ったショッピングでは、現金で支払う場合と異なり、支払額の感覚が鈍ることってありませんか?現金ならば財布の中身を見れば一目瞭然、その瞬間に買い物を見直すこともできれば、その日使った金額を財布の残金から把握することもできます。しかし、クレジットカードとなると……。クレジットカードは自分の預金口座に繋がっており、その口座残高がどれくらいあり、次の引き落とし日に請求される金額はいくらなのか、というようなシミュレーションを頭の中で行う必要があります。それが出来なかった場合、時には、重い代償を負うことにもなるのです。

強制退会とその代償

カード会社が、カード利用者の銀行口座に引き落としをかけても、残高が足りない場合、まず手紙・電話などで利用者に支払いを促します。これは額の多い少ないに関わらず行われることです。そしてその状態が数ヶ月継続されても、なお入金が確認できない場合、その顧客に通知の上、カードの利用が停止されてしまいます。つまり、強制退会、解約させられるのです。 この強制退会、解約という処置は、非常に重いものとなってきます。クレジットカード会社はいずれも、全国にいくつかある信用情報機関のどれかに加盟していますが、この機関に「金融事故」として報告され、ブラックリストに名前が載ってしまうからです。

強制退会にあった人が、そのカードが使えなくなったからと、別のカード会社に入会を申し込んだとしましょう。そうした場合も各カード会社はこれらの情報を閲覧できますので、審査段階で拒否されてしまいます。クレジットカードのやり取りは、あくまで「クレジット(信用)」が前提であるということを忘れてはいけません。 しかも、その記録は一度ついてしまったら、たとえ残高を一括返済し延滞が解消しても、その後5年間残るものなのです。その間は、クレジットカードへの入会はもとより、ローンなども組めません。以前に契約していた他のクレジットカードについても、更新を断られたり、利用限度額を引き落とされたり……。各カード会社は定期的に共有している契約者の信用情報をチェックしています。それだけ重い信用の失墜と考えなくてはなりません。

ズボラさんに多い「うっかり」にも注意は必要。いくつかある口座で、たまたまその口座に入金し忘れたために延滞となってしまうケースです。支払い能力はありますが、それでもカード会社側からすると信用を疑わせてしまう行為です。1回や2回のこうした軽微な延滞は「事故」として登録されないこともあります。しかし、何回か繰り返すと、カード会社によっては限度額を少なくされたり、強制解約されたりということも考えられます。

クレジットカードでの買い物の際は、常に自分への信用を守るということを頭に入れておきたいものです。


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